ブログ

大学の教壇で熱く語った日

県と県民で協働して男女共同参画を推進していく「長野県男女共同参画推進県民会議」が本年度40周年を迎え、記念事業として記念誌を制作するとのことから、取材依頼をいただきました。記念誌の企画として、様々な分野で活躍している人の経験談を男女共同参画の視点から聞き取り、県民会議として共有、今後の活動の方向性などを検討していく手立てにしたいとのことです。幅広い年代の男女共同参画への意識醸成としての記念誌としたいことから、大学生にも関わっていただいているそうで、私は「行政・政治分野」として長野大学(上田市)にお招きをいただき、授業の中で「男は度胸、女も度胸」と題して学生さんたちに来し方・経験談を語り、意見交換をしました。

「男女共同参画」問題と私の公的な関わりとしては、平成19~23年に長野県男女共同参画審議会委員、平成20~24年に松本市男女共同参画推進委員会委員を務めたほか、各地で講演活動、コラム執筆などをして現在に至っています。また、特に防災に女性の視点が必要とのことで、平成24年から長野県防災会議委員を務めています。

学生さんたちからは、子育てを終えてから大学院に入学した理由や、公民館長になった経緯、市議会議員としての活動・思いなどについて質問を受けました。女性議員に期待することとして、「子育てや介護の経験が政策に活かしてもらえそう」などという意見もいただきました。

長野大学は、公立大学法人に移行して2年目。もともとは塩田町の住民たちがお金を出し合って設立した学校で、地元出身者の多い地域密着型の大学だったようですが、公立になって偏差値が急上昇。関係者は様変わりに戸惑いながら対応を探っている様子です。紅葉の山懐に抱かれた長野大学は、静寂感の漂う落ち着いた学び舎でした。

一覧へ