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かくなる「報道の自由」

朝刊を開いて呆れました。1月15日(金)に経済地域委員協議会が開催されて熱心に議論したことは、当日のブログに書きましたが、その議論のあり方を巡って、批判が出ているというのです。しかも、議会内から!?

昨日、信濃毎日新聞社の男性記者から取材を受けました。15日(金)の経済地域委員協議会を現場取材していたのは女性記者でしたので、「なぜ今さら、別の記者が」と思いつつも、きちんと経過説明をしました。取材の途中から経済地域委員を務める先輩議員も加わって、当日の状況や発言、その依拠するところなどを丁寧に話しました。「私たちは審議を拒否したわけではない。議員としての矜持をもって、正しい進め方を求めている」と何度も何度も説明。「でも、拒否しない方が良かったと思いますよ」と記者氏。堂々巡りを繰り返すうちに、取材の意図が透けて見えました。

本日、議会事務局は「記事を読んだ市民の方々から『議会、何をやっているんだ!』とお叱りの電話が殺到するに違いない」と、朝から身構えていたそうです。ところが、予想に反して電話は全く鳴らず、「市民の皆さんは冷静です」と報告を受けました。一方、私の自宅には、「大変だったね。何か事情があるのだろう?」という電話が何本もかかってきました。記事が「煽っている」ことを、誰もが感じているのでしょう。「議会内から批判」と書かれていますが、いったい誰が批判しているのやら。

1月15日(金)の協議会の様子を伝える、16日(木)付の市民タイムスを読み返してみましょう。第一面に「臥雲市長の肝いり施策 事業棚卸し巡り審議紛糾 手続き論で議会側反発」という大見出しが踊り、各委員会の対応が記載されている中に、「経済地域委員協議会は『個別事業の説明を受ける段階にない』と審議が一時中断した。市政運営の根幹として策定される『基本構想2030』や来年度の組織編成が完了して以降『それらの理念に照らして是非を判断するのが筋』との主張からだ。市は早ければ来年度当初予算に棚卸の結果を反映させたい考えだが、同協議会は案件を『承認しがたい』と集約した。」とあります。実に正確・的確・まともな記述です。報道姿勢が異なると、これだけ違うのですから要注意。

「首長・議会・マスコミ」の三者がきちんと役割を果たすことは、民主主義の健全な発展に不可欠です。新聞記者氏には、自身で現場をきちんと取材した上で、正しく伝えていただくよう望みます。信頼できない新聞の購読は止めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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