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第14回信州・松本そば祭り開幕

第14回信州・松本そば祭りが、松本城公園を主会場に3日間の日程で開幕しました。経済地域委員会の副委員長として、私も開会式に出席いたしました。朝方まで降り続いた雨が上がり、時を追うごとに秋空が広がり始めて、まさに行楽日和。中心市街地は、早朝から大勢の方々で賑わっていました。

信州・松本そば祭りには、思い入れがあります。15年程前に、市民タイムス社長・新保力氏が「松本城と信州そばを結び付けて、大きなイベントをやったらどうだろう」と発案され、第1回開催に向けて動きが起きたわけですが、その際に私の亡父も協力をしたようです。第1回が大成功をおさめた直後、「新保さんから握手を求められた。強い力の込められた握手だった」と父が呟いていたことを覚えています。3日間で190,000人もの人を集める大イベントに成長した「信州・松本そば祭り」は、強くて熱い思いがあってこそ実現に至ったものと思います。

さて、私が暮らす寿台地区では、夏祭りに「水みこし」を担ぎます。寿団地は扇状地に造成された住宅地で、牛伏川の氾濫や日照りによる干ばつなど、水に苦しめられた歴史があります。地縁血縁、寺社仏閣、郷土芸能の何もない新興住宅地で、「一体感を醸成するために祭りをやろう。水に苦労した地区だから、みこしに水でもかけたらどうだ」というアイディアを出したのも、新保氏だったと聞いています。今から45年前のこと。当時、新保氏は寿台地区の住人で、町会連合会の初代事務局長を務めておられました。

知恵を出すのも、力を出すのも人。賑わいを創出するのも、催し物を立ち上げるのも、事業を起こすのも、地域をつくるのも、すべては人。そして、それを継続させるのも人です。人が育てば、社会は変わるということでしょう。武田節に「人は石垣、人は城」と謳われています。松本城を見上げながら、賑わいの中で私はそんなことを考えました。

黒門前で、夫の高校同総会の先輩諸氏と遭遇し、記念撮影をしました。私の夫(留守居役につき、写っていません)は千曲市出身で、長野県上田高校の卒業生。松本市の菅谷市長は、上田高校の先輩であり、郷里も同じです。

 

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