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生まれ変わる村井駅舎のこと

村井駅整備に関する説明会に出席いたしました。会場は村井町第一公民館、大会議室が住民の方々でほぼ一杯の状態であり、関心の高さがうかがわれます。

村井駅の現駅舎は大正15年に完成したものだそうで、確かに歴史を感じさせる風情です。平成28年の乗降者数は3,552人と、南松本駅より多いようですが、プラットホームの幅が4.7メートル(最も狭い部分)と狭く、その両側を特級列車が通過するといった危険な状況が続いています。階段もすべりやすく、年配の方々からは、エレベーターのある平田駅の方が利用しやすいという声が聞こえてきます。

村井駅の改築は、前々からの課題であったといいます。様々な事情と状況を経て、平成19年度に基礎調査が行われ、同21年度には地元関係町会等による村井駅周辺整備準備会が設立されて、以来、勉強会や検討が続けられてきました。昨年には村井駅利用者を対象としたアンケート調査も実施され、そうした意見や要望を取り入れて、専門家(コンサルタント)が立てた基本計画が、このたび住民に初めて示されたわけです。市議会でも、村井駅を利用する地区で活動する議員による勉強会が立ち上げられて、研究を続けてきました。

市からは、「東西自由通路を設ける・橋上駅舎を検討する・バリアフリー化する」といったことを踏まえて、①橋上に駅舎を設ける整備パターン(ホームを2本新設するか、1本のみ新設するかによって、駅の位置が変わる)と、②東口に駅ビル方式で駅舎を建てる整備パターンが示されました。②の場合には、東口が少し狭くなるため、東側駅前広場に関する検討も必要とのことです。 JR貨物所有の用地1,000坪を活用させてもらう、広大な駐車場を備えた駅とはしない、平成32年供用開始・同34年全計画終了を目指す、周辺の道路等の整備も必要であると認識している、といった市の基本的な方向性を確認いたしました。

参加された皆様方からは、「待ちに待った時がようやく来た」「わくわくしている」「新しい駅舎が楽しみだ」などと、待ち侘びたこの時を歓迎する前向きな発言が相次いでいました。来春には創造学園が移転し、村井駅周辺は賑やかに活気づくことでしょう。

 

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