長野県庁にて、阿部知事臨席のもと、長野県防災会議が開催されました。私は平成24年に県の広報で委員募集を知って公募、地域防災に女性の視点が必要という方針のもと、阿部知事から委嘱を受けました。以来、防災をライフワークと肝に銘じ、委員として活動しています。自衛隊、県警、マスコミ、通信など、ほとんどが専門職で占める県防災会議において、私の肩書は「元松本市寿台公民館長」、言わば県民代表の立場です。
今回の会議事項は、国の防災基本計画の修正に伴う長野県地域防災計画の修正。主な修正項目は、①熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策検討ワーキンググループ報告等を踏まえた修正(被災市町村への支援の充実など)、②平成28年台風第10号災害を踏まえた課題と対策のあり方等を踏まえた修正、③その他最近の施策の進展等を踏まえた所要の修正です。
また、消防防災航空隊の再構築や、福井県への除雪支援、大規模災害時の救援物資供給などに関する報告もなされました。大規模災害時の救援物資供給に関しては、官民が一体となった取り組みのさらなる強化を図るために、流通事業会社(株式会社セブン・イレブン・ジャパン、株式会社ローソンなど7法人)が新たに指定公共機関として指定された旨の報告があり、当該事業者からは店を開けること、高速道路を解放すること、県と市町村からの情報を一本化することなどが要望として出されました。松本市でも災害時支援物資集積拠点の整備計画が進められており、平成30~31年度にかけて、島内地区の国道19号線脇の予定地を造成する運びとなっています。プッシュ型物資支援とプル型物資支援、それぞれの有効性と課題について整理する必要性を感じました。2月13日(火)に松本市に中島副知事を迎えて開催された「地域防災で活躍する女性との意見交換会」の報告もあり、私も意見交換会の参加者として所感を述べました。