今日は「母の日」。少し前から「母の日」商戦が始まっているらしく、新聞の折り込みチラシのあちこちにカーネーションのマークが載っています。待つともなく、どこかで何かを心待ちしている私がいました。
息子のお嫁さんの智ちゃんから、鮮やかなミニバラの鉢植えが届きました。ちょうど今朝のテレビ番組「趣味の園芸」で、ミニバラの手入れに関する内容が放送されたところでした。何でもミニバラは「母の日」のプレゼントとして大人気。贈り物としていただいたミニバラが咲き終わった後、来年以降も咲かせるためにはどうしたら良いかを教えるものでした。コツを学んで育てれば、一生ものとなり得るそうです。他人事と思いながら番組を視聴していた私は、予期せず当事者となって、知り得た事柄が一気に現実味を帯びました。
お嫁さんからのプレゼントは、何とも嬉しいものですね。一昨年の「母の日」に智ちゃんから贈られたクレマチスも、大切に育て続けてきたところ、今年は花を4個つけ、そろそろ終盤です。今年のミニバラも来年以降ずっと咲かせるように、心してかかろうと思います。そうそう、智ちゃんはバレーボールの選手で、「母の日」の今日は、毎年恒例の大会に出場しています。
娘からは、運動靴をもらいました。こちらは、市議会議員の改選を来春に控え「足腰を鍛えて」ということでしょうか。猛スピードで疾走できそうな靴ですが、すぐに履くのはもったいないので、しばし飾り物として眺めて暮らすことにします。
実母が元気だった頃の「母の日」には、私はいつも田植えのあとの植え直し作業を手伝いながら、安曇野の実家で過ごしたものでした。少しでも手助けになればと、泥田の中を這いずり回りながら、母の人生に思いを馳せました。そんな気持ちを「母なる米」と題して書き、このホームページに掲載してありますので、コラム欄を開いてお読みいただけたら嬉しいです。
今日はあいにくの天気で、新緑を洗うかのように雨が降り続いています。「親孝行したい時には親はなし」と言いますが、母亡きあとの「母の日」は、少しだけ寂しさも伴う一日です。