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三味線と和太鼓の共演舞台に向けて

松本市寿台公民館の和太鼓入門講座から立ち上がった寿台太鼓連が、結成10周年を迎えます。当時は公民館長として事務局でも担当しようかと、軽い気持ちで和太鼓に関わった私でしたが、「ミイラ取りがミイラになった」が如く、和太鼓に汗を流す日々が10年続いています。

プロのステージはもとより、各地で開催される太鼓祭りに出かけたり、他太鼓連の演奏発表を拝見(観察)したりして研究に励み、技の向上に努めてきました。もちろん、楽しみながらです。時にはゲームセンターで「太鼓の達人」に挑戦することも。ゴールデンウィークには、孫の煌ちゃんとの共演でパーフェクト賞を見事獲得しました。

さて、寿台太鼓連は、地域行事に協力しながら郷土芸能を創出すべく活動中ですが、近隣の太鼓連とは少し異なる路線を目指しています。その一つが、地区の様々な分野の方々との共演によるステージづくりという新しい試み。これまで、日本舞踊の宗家若柳流・若柳吉友先生(松本市寿台在住)、吟剣詩舞の藤翠流吟と舞会「唔翠会」・大和唔翠先生(松本市寿豊丘在住)、サックス奏者のホワイト徳嵩氏(松本市寿台在住)らと共演を重ねてきました。いずれも和太鼓との共演は初の試みとのことで、大好評を得ています。そして、結成10周年の今年は、縁あって端唄・三味線の藤本流・藤本秀由郎先生(松本市寿中在住)とご一緒に、三味線と和太鼓の共演舞台の創出を目指すこととなりました。今日は、寿台太鼓連の稽古場に藤本秀由郎先生をお迎えして、最初の打ち合わせです。

この冬の間、私たちがずっと練習してきた「屋台ばやし」に、津軽じょんがら三味線を組み合わせることとなり、試しにコラボ演奏してみましたが、その素晴らしいことと言ったら。目前に開けた高い音楽性と限りない可能性に、興奮が押さえられない一夜となりました。文化芸術の秋に向けて猛練習を続けます。

 

 

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