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建設環境委員会、副委員長として始動

16日(水)に開催された第1回臨時会で、平成30年度の議会人事が承認され、私は建設環境委員会の副委員長になりました。同委員会は、その名称のとおり建設や環境、上下水道といった市民生活の基盤に密着した部署を所管します。今年度の委員会のメンバー構成は、委員7人のうち5人が女性という珍しい現象が起きています。

 

今日は建設環境委員会の管内視察が行われ、一日かけて皆で同委員会関係の施設や現場を見て回りました。先ずは、中山霊園です。中山霊園は昭和43年に開設され、私は松本蟻ヶ崎高校1年生の時に、遠足の目的地として初めて訪れました。その後、松本市民となった私にとっては生活圏内にあり、桜の名所であることから、先日も叔母たちと花見をしたところです。造成工事が続けられて、山の斜面には広大な墓所区画が広がっていますが、墓石が夕陽を受けてきらきらと輝く様を、寿台公民館の事務室から眺めたものでした。40年を経て世の中の状況も変わり、少子化等の事情による墓じまいの増加や価値観の変化などを受けて、多様化する墓地事情に対応するため、合葬式墳墓も新たに整備されています。整然と美しい墓地公園には、マレットゴルフを楽しむ多くの方々の姿もありました。

 

両島浄化センターでは、最終沈殿池の処理能力向上技術実証研究「下水道革新的技術実証事業(B-DASH)」の現場を視察。処理水質を悪化させることなく、処理水量を最大2倍まで増加させるという量的な向上と、計画日最大汚水量において、処理水質を急速ろ過水並みに向上するという質的な向上が期待できるそうです。

 

このほか、島立や波田で市道工事の様子を視察しながら移動し、島々の小水力発電所建設予定地、波田の扇子田公園移転候補地、梓川の南大妻弟一水源地、アルプス公園、エコトピア山田を回って、県道・矢室明科線の法面崩落現場(四賀五常)へ。

 

 

 

この崩落現場は昨年も個人的に様子を見に駆けつけましたが、間近で見ると高速道路の間際まで土が削られている崩落ぶりに、改めて肝を冷やす思いです。緑なす四賀地区の豊かな松茸山は、今や松くい虫被害木で覆われて茶色に変わり、見るも無残な有様。木々が枯れて山林が荒れると、土砂崩落も増えるのではないかと気にかかります。一体どうしたら良いのでしょうか。胸の塞がれるような思いで帰途につきました。

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