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卸売市場の初市

早朝まだ明けやらぬ暗闇の中を、松本市公設地方卸売市場(笹賀)へ向かいました。新春5日は、同市場の初市がたつ日です。

本来は、初市に引き続いて全議員が千歳橋の上に並んで消防出初め観閲式に臨んだ後、市民芸術館に移動して出初め式典、午後は松本商工会議所の新春賀詞交換会に出席する予定でしたが、コロナ禍を受けて全て中止されました。市場の初市も、今年は規模が縮小され、市長を先頭に、議長・副議長と経済地域委員のみで挨拶回りをすることとなりました。

松本市公設地方卸売市場は、年間総取扱高が幾分か減少傾向にはありますが、全県域流通圏の地域拠点市場に位置づけられています。地域住民の食生活の向上や地場農産物の販路拡大など、「食」に関する役割を担う重要な存在です。

花卉を扱う建物に向かう頃、空が明るくなってきました。毎年、この辺りで夜が明けます。市場の一年が始まります。

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