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2月24日

今日は 2026年2月24日。ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、まる4年となる日です。この4年間のウクライナ人の死者は、子ども700人を含む1万5千人余り。一方ロシアでは、帰還兵による犯罪や家庭内暴力が社会問題となっているそう。

終戦後の日本でも、アルコール依存症をはじめとする精神疾患などに苦しむ帰還兵の話は数多。国も時代も、使う兵器も違えど、戦争が人間を破壊してしまうことは、変わりありません。

現在、松本市美術館では『サンリオ展 〜カワイイの60年史〜』が開催されています。キティちゃん、マイメロディ、キキララ……エース級キャラクターのみならず、無名だけども見覚えあるキャラクターを見ては「このお弁当箱、娘が使ってたわ」「懐かしい〜、息子の給食ナプキンの柄!」と一人騒ぎ。過ぎ去りし子育て時代に、愛おしく想い馳せたひとときでした。

 

展示の最後の小さなコーナーに目がとまりました。㈱サンリオの創業者・辻信太郎氏は、学生時代の空襲や戦争で友達を失った体験から、「みんななかよく」を掲げた同社の前身・山梨シルクセンターを立ち上げたそう。「人は1人では生きられない。ならば助け合ってなかよく生きていこう」。

10年前の戦後70周年の年に刷られた、サンリオ社の印刷物には、子ども向けのやさしい言葉で「平和のためにできること、考えよう」「今でも戦争中の地域があります」「なかよくして助けあって生きていくことが大切だよ」という言葉が並んでいます。経営者、経済人の中にも、自らの言葉で「戦争はいけない」「戦争ほど愚かなものはない」と口を開く方々がいたのでした。

昨今では、国政選挙立候補者の訴えの中にも「核兵器は1番安上がりな兵器」なんて発言が見られるようになってしまいました。戦争体験世代がほとんどおられなくなる中で、最低限伝えねばならないことは何か、何なら伝えられるのか。カワイイ展示と引き換えに、重い問いかけが私の中に残りました。

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