松本市のブックカフェで「地域防災で活躍する女性と中島副知事の意見交換会」が開催され、私も長野県防災会議委員として招かれました。この企画は、防災施策に女性の視点をさらに反映する目的と、NTTタウンページの企画記事「防災特集」として情報発信するために行われたものです。

意見交換会には、県内各地から消防署の救急救命士、小学校の養護教諭、日赤奉仕団役員などとして活躍中の女性６人が出席。ファシリテーターの中島副知事からは、地域防災力を高めるために自助・共助が重要であるという視点に加えて、自主防災組織の認知度が低いことや、地域の防災訓練への若者の参加率が低いことなどの課題が提示されました。長野県からは県としての課題のとらえ方や取り組みについて報告があり、自主防災組織の現状に関しては、役員の任期が短いために活動が活性化しないこと、地域の防災活動に若い世代や女性の参加率が低いこと、女性のリーダーが少ないことなどが課題として示されました。

私は、楽しみながら学べる防災講座、自主防災アドバイザーの活用、災害時要援護者優先避難所の具体的な運用方法改善策、避難所におけるペット対策のガイドラインの早期適用、女性への「リーダーとしての社会的訓練の場」設定などを提案いたしました。実に意欲的な女性たちから、良い刺激をいただいたひとときでした。